低気圧の通過や梅雨前線の影響で和歌山県地方はきょう(30日)和歌山市など県の北部では突風にあおられてけがをした人や列車のダイヤにも影響が出ています。
気象台によりますと和歌山市の友ヶ島では午前10時43分に最大風速25、6メートルの強風が吹いたほか、和歌山市内でも午後2時18分に16メートルの強い風が吹きました。
またきょう(30日)午後4時までの24時間の降水量は、護摩壇山で135・5ミリ、古座川町西川で83・5ミリ、那智勝浦町色川で、75ミリ、和歌山市でも30ミリのまとまった雨の量を記録しました。
和歌山市ではきょう(30日)午前、暴風警報が発令され、市によりますと突風にあおられ92歳の女性が玄関先でシルバーカー押していて風にあおられて倒れてて骨折したり、68才の女性が道路を横断中転倒してけがをしました。
このほか紀の川市でも簡易テントが飛ばされ車にぶつかり乗っていた人がけがをしました。
県教育委員会によりますと、和歌山市や海南市で警報が発令されたためきょう(30日)和歌山市や海南市などの公立の幼稚園36園を含む444の県立や公立の学校のうち、18の幼稚園を含む129校で授業の中止や下校措置が取られました。
また強風のためJR阪和線が和歌山駅と日根野駅間で一時運転を見合わせるなど影響が出たほかJRと南海の空港線も関西空港駅とりんくうタウン駅の間で運転を見合わせるなどしたためダイヤに乱れが出ました。
また和歌山港と徳島港を結ぶ南海フェリーもきょう(30日)の7便から9便までの便が欠航しました。
気象台では、発達中の低気圧の影響と関連前線があすにかけて西日本を通過するため、大気の状態が非常に不安定になるとみていて、
あす(1日)も局地的に雷雲が発達する恐れがあるため大雨への警戒を呼びかかています。