和歌山県は、盗撮や酒気帯び運転で逮捕・起訴された県職員２人を、いずれもきょう（２９日）付けで懲戒免職処分にしました。
県・監察査察課によりますと、懲戒免職処分となった２人のうち、秘書課の主査だった３７歳の男は、県警察本部に出向中だったことし（２０２０年）３月、県庁の女子トイレに小型カメラを設置し、女性２人を盗撮したとして、県・迷惑防止条例違反の疑いで逮捕・起訴されました。男は県の事情聴取に対し「残業が多くストレスを抱えていて、盗撮をしてしまい、だんだんとエスカレートしてしまった」と話しているということです。
一方、紀北家畜保健衛生所の事務職だった５０歳の主査の女性は、先月（５月）自宅近くのコンビニエンスストアで買った缶酎ハイを飲んで車を運転し、道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕され、罰金３０万円の略式命令を受けました。
女性は「職場で調子が悪くなって、耐えられずイライラして、いけないと分かっていたのに飲酒運転をしてしまい、心の弱さがあった」と話しているということです。また県では、管理監督責任のある女性の上司ら２人を厳重注意としました。