南海高野線の極楽橋(ごくらくばし)駅が、来月(7月)20日にリニューアルオープンされます。南海電鉄が発表したもので、当初、今年(2020年)4月の予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う緊急事態宣言が出されたことで延期されていました。
極楽橋駅は、南海高野線の終点で、山上の高野山駅へと通じる高野山ケーブルカーへの乗換駅となっています。今回のリニューアルでは、「乗換駅」から、「高野山参りのはじめに必ず訪れたい場所」、「はじまりの聖地、極楽橋。」をコンセプトに、駅舎内の天井の装飾を一新、高野線側コンコースを俗世と位置づけ黒色に、ケーブルカー側コンコースを聖域として赤色にし、極楽鳥や高野山にゆかりの動植物などをモチーフにデザインされた美しく映える空間が演出されています。
そして、リニューアルオープンに合わせ、極楽橋駅では、天井絵巻などのデザインを活用した文具や日常雑貨などのほか、参詣道歩きの記念品となる「はじまりの聖地グッズ」の販売も始まります。また、極楽橋駅を区間内に含む乗車券で、当日に限り、極楽橋駅での途中下車ができるようになり、駅名の由来となった極楽橋などの散策にも便利になります。