破損した水道管の工事に伴って和歌山市で予定されていた計画断水はとりやめとなりましたが、和歌山市は、きょう(20日)午前9時半から午後8時まで給水車による給水作業を市内の小・中学校などで行っています。

給水車から受水槽に飲料水を補充する職員ら(1月20日・和歌山市立大新小)

ポリ袋に飲料水を入れる和歌山市の職員
このうち、和歌山市新大工町(しんだいくまち)の市立大新(だいしん)小学校には午前9時ごろ和歌山市の給水車が到着し、和歌山市の職員が、校庭に設置された受水槽にホースで飲料水を補充しました。しかし、給水開始時刻の午前9時半を過ぎても給水に訪れる市民の姿は確認出来ておらず、混乱する様子もありません。
断水する予定だった大新地区婦人会会長の三宅邦江(みやけ・くにえ)さん76歳は「ラジオの中継を聞いて、気になって見に来ました。断水の知らせを聞いて、水を確保するよう周りの主婦らに呼びかけるとともに、私も60リットル入りのバケツを買って備えました。断水が取りやめになってほっとしています」と話し、和歌山市の対応については「もう少し早く知らせてもらえたら良かったです」と話していました。