和歌山市の和歌山城天守閣には、初日の出を拝もうと、早朝から大勢の市民や観光客らが訪れました。
和歌山城の天守閣は、初日の出客のために、毎年元日の午前6時から9時まで入場無料にして開放されています。
和歌山市の元旦の空は雲が多かったものの、日の出時刻の午前7時5分には、東の空に顔をのぞかせる太陽をくっきりと見ることができ、天守閣に集まった人々が、一斉にデジタルカメラやスマートフォンで写真を撮影したり、歓声を上げたりしていました。
友人と訪れた和歌山市の男子高校生は「看護師になる夢に向かって勉強を頑張りたい」と今年の抱負を語っていました。家族に連れられ初めて初日の出を見たという和歌山市の83歳の男性は「立派な太陽で見に来た甲斐がありました。家族仲良く、悔いのない毎日を過ごしたい」と感激した様子でした。
城を管理する和歌山城整備企画課では、ことし(2020年)も先着1000人に記念品のかわらけをプレゼントしたほか、この日限定の記念スタンプも設置しました。