目の不自由な人や身体に障害のある人へ音の出る信号機や教育機器を贈ろうと呼びかける和歌山放送の特別番組・第34回「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」が、クリスマス・イヴのきょう(24日)正午からスタートしました。
ミュージックソンは、1975年(昭和50年)に東京のニッポン放送などの呼びかけで始まったチャリティーキャンペーンで、参加する全国11のラジオ局が、毎年クリスマス・イヴの正午から、それぞれ24時間の特別番組を放送しています。
きょう正午に始まった和歌山放送の特別番組では、メインパーソナリティで落語家の桂枝曾丸(かつら・しそまる)さんと和歌山放送の中川智美(なかがわ・ともみ)アナウンサーが、和歌山市の近鉄百貨店・和歌山店から公開生放送を行い、障害者や障害者を支える人々、それに県警察本部の檜垣重臣(ひがき・しげとみ)本部長らを交えて、音の出る信号機を設置するための「通りゃんせ基金」への募金を呼びかけたほか、県内各地に設置した街頭募金基地「愛の泉」や、スポンサーから提供を受けた商品を競りで買ってもらうチャリティオークションのもようを中継で紹介しました。
またきょうは、ミュージックソンを放送している全国11局を結ぶ「声の握手」のコーナーで、東京・ニッポン放送のメインパーソナリティを務める「Kis-My-Ft2(キス・マイ・フットツー)」のメンバーが、枝曾丸さんや中川アナウンサーとエールを交換しました。
和歌山放送のラジオチャリティミュージックソンでは、昨年度(2018年度)の33回までに寄せられた募金の総額は、あわせて1億9200万円あまりとなり「音の出る信号機」は和歌山県内と大阪府南部であわせて108基が設置されています。