奈良市に本店がある南都銀行は、おととい(8日)、奈良、京都、和歌山、三重の4府県にある支店と出張所、代理店のあわせて30拠点を順次閉鎖し、機能を近隣店舗に移転すると発表しました。
和歌山県内の南都銀行の拠点は、紀北地域に6支店2出張所があり、橋本市内の6か所のスーパーにATMを開設しています。このうち、閉鎖されるのは、紀の川市粉河(こかわ)の粉河支店と和歌山市榎原(えのきはら)の和歌山北出張所の2拠点で、来年(2020年)6月1日付で、粉河支店が岩出市清水(しみず)の岩出支店に、和歌山北出張所は、和歌山市八番丁(はちばんちょう)の和歌山支店にそれぞれ機能移転されます。
南都銀行では、店舗の集約で、経費の削減を図るとともに、行員の能力強化にも努め、サービス向上につなげたいとしています。今回の機能移転を「共同店舗化」と呼んでいて、同一店舗内に複数の支店や出張所が営業する形態となります。
なお、顧客は、店番や店名、口座番号を変更する必要はないということです。