平安時代の熊野詣(くまのもうで)をほうふつとさせる「熊野古道絵巻行列」がきょう(3日)、田辺市中辺路町の高原(たかはら)地区で行われ、当時の衣装をまとった人たちが、秋晴れの熊野古道一帯を歩きました。
きょうは、一般公募で参加した男女と子ども、あわせて45人ほどが、法皇、西行法師(さいぎょうほうし)、尼将軍(あましょうぐん)などに扮し、高原熊野神社を詣でたあと、高原地区およそ1・5キロを一周しました。
絵巻行列は今年28回を数えますが、初めて行列を見たという大阪・枚方市の70代の女性は「きれいでした。行事を伝承するのは、大事なことだと思います」と話していました。