和歌山県内の高校の文化部が日頃の成果を披露し、互いの交流を深める今年度の県高校総合文化祭の総合開会式がきょう(10/27)、和歌山市で開かれました。
県高校総合文化祭には、合唱や美術・工芸、演劇など23の部門があり、今年6月から県内各地で発表が行われています。
きょう午後2時から和歌山市の県民文化会館大ホールで開かれた総合開会式では、県立和歌山商業高校吹奏楽部のマーチング演奏にあわせて23部門の代表が入場したあと、主催した県高校文化連盟の歌保晴(うた・やすはる)会長が挨拶し、「高校生の情熱と思いを結集させて1人1人が成功体験を味わうことができ、見る人に感動を与えられるよう願っています」と話しました。
また、生徒を代表して挨拶した向陽高校2年の浦柚月(うら・ゆづき)さんは、「文化部の仲間は、部門は違っても、作って表現する、そしてお互いに鑑賞するという2つの言葉でつながっていると感じています。普段、なかなか知ることができないであろうお互いの活動を理解し、それぞれの表現を活かす、きょうという日をそんな機会にしませんか」と呼びかけました。
このあと、邦楽部会から県立橋本高校の生徒が琴の演奏を披露し、器楽部会からは、県立耐久高校の生徒がギターなどの弦楽器を演奏したほか、自然科学部会の近畿大学付属和歌山高校の生徒が沖縄県・波照間島(はてるまじま)の気象と連絡船の出航率の関係について調査結果を報告しました。
県高校総合文化祭は、12月まで県内各地で文化部の発表が行われます。
ところで、和歌山県では、再来年(2021年)の夏に文化部のインターハイと言われる、第45回全国高校総合文化祭が開かれる予定で、きょうの総合開会式では、今年7月から大会の準備をスタートした、生徒企画委員会の高校生が、大会の内容を説明し、進捗状況を報告したあと、大会のイメージソングが披露されました。