和歌山県内7つの市の商工会議所で構成する和歌山県商工会議所連合会の会頭らが、きょう(24日)和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事に、来年度(2020年度)の県の予算編成に関する要望書を手渡しました。
要望には、中小企業への支援や災害対策などが盛り込まれているほか、各商工会議所ごとの地域性に沿った要望も含まれています。
和歌山商工会議所は、県が和歌山市とともに和歌山マリーナティに誘致を展開している、カジノを含む統合型リゾート・IR整備に更に力を入れるよう求めているほか、海南商工会議所は、和歌山下津港のうち、とくに主要な企業の集まる海南地区の津波対策の促進を、新宮商工会議所は、紀伊半島一周道路のうち、新宮市と三重県を結ぶ区間の早期完成をそれぞれ要望しています。
県・商工会議所連合会の片山博臣(かたやま・ひろおみ)会長らから要望書を受け取った仁坂知事は「県の部局を最大限に活用してもらうとともに、各自治体や企業などとも連携し、皆さんの地域でも積極的に動いて欲しい」と述べました。