和歌山市西浜の県立和歌山工業高校で、きょう(17日)行われた体育大会に地元のこども園の園児たちが参加し、女子生徒らと玉入れ競争で交流を深めました。
玉入れ競技に参加したのは、高校近くの「ようすい子ども園」の園児51人です。園児たちは、きょう昼前、1年から3年の女子生徒と一緒に紅白に分かれて玉入れ競争に出場し、夢中になって玉を紅白それぞれのかごに投げ入れていました。
競技は3回戦で行われ、2対1で白組が勝ちました。園児は「楽しかったです。和工のお姉さんたちは優しかったです」と話し、女子生徒も「子どもたちと触れあう機会が滅多にないので、とても楽しくて、かわいかったです」と笑顔を見せていました。
和歌山工業高校は、地域交流の一環として、およそ20年前から秋の体育大会に地元の園児たちを招待している一方、ようすいこども園など学校近くの幼稚園やこども園も災害時の避難場所を和工に設定しているため、きょうは園児の避難誘導も兼ねた交流となりました。
和工の西垣内郁久(にしがいと・いくひさ)教頭は「園児たちとのふれあいを通じて生徒らの人間の幅が広がり、緊急事態の備えに対する気持ちも新たになります」と話しています。