プロ野球ドラフト会議が今月(10月)17日に開かれますが、指名の対象となる「プロ野球志望届」を提出したのは、高校生139人、大学生107人で、このうち、県内の高校生は、智弁和歌山の主将、黒川史陽(くろかわ ふみや)選手ら4人、県内の大学生または県内の高校出身の大学生は和歌山東高校出身で東北福祉大学の津森宥紀(つもり ゆうき)投手ら3人となっています。
プロ野球ドラフト会議は、17日木曜日の午後5時から東京都内のホテルで開かれ、これまでに「プロ野球志望届」を提出している高校生139人と大学生107人が、各球団からの指名を待ちます。
県内の高校生のうち、智辯和歌山高校の黒川史陽(くろかわ・ふみや)選手は、右投左打の内野手で、1年生の夏から3年生の夏まで5期すべての甲子園に出場し、2年生春の選抜大会では、6番セカンドとしてチームの準優勝に大きく貢献しています。
智辯和歌山高校の東妻純平(あづま・じゅんぺい)選手は、強肩強打の捕手として1年生の夏から3年生の夏まで5期すべての甲子園に出場しています。
兄の東妻勇輔(あづま ゆうすけ)投手は、去年のドラフト会議で千葉ロッテから2位指名を受けています。
和歌山東高校の落合秀市(おちあい・しゅういち)投手は、右上手からの伸びのあるストレートと多彩な変化球が持ち味です。
慶風高校の角田涼馬(すぅみた・りょうま)投手は、右の本格派で、夏の和歌山大会では、初戦で敗れたものの、制球力があり、安定したピッチングが持ち味です。
一方、県内の大学生または県内の高校出身の大学生のうち、和歌山東高校出身で東北福祉大学の津森宥紀(つもり・ゆうき)投手は、右サイドハンドからの力のあるストレートが武器で、2017年、2018年の大学野球日本代表に選ばれています。
橋本高校出身で大阪大谷大学の米田知弘(よねだ・ともひろ)投手は、右スリークォーターからの速球とスライダーやカットボールなど多彩な変化球が持ち味です。
和歌山大学の田淵公一郎(たぶち・こういちろう)選手は、右投げ左打ち、俊足巧打の外野手です。
田淵選手が指名を受けますと、和歌山大学出身の選手としては、旧制海南中学校から和歌山大学の前身、和歌山経済専門学校を卒業して1950年に当時の西日本パイレーツに投手として入団した久喜勲(きゅうき・いさお)さん以来、2人目のプロ野球選手となります。