大型で強い台風１９号は、きょう（１２日）昼すぎに和歌山県に最も接近したあと、勢力を保ったまま、午後７時前、静岡県の伊豆半島に上陸しました。
気象台によりますと、大型で強い台風１９号は、きょう午後６時には静岡県下田市の西南西およそ３０キロの海上を１時間におよそ３５キロの速さで北北東に進んでいます。中心の気圧は９５５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４０メートルで、中心の南東側３３０キロ以内と北西側２６０キロ以内では風速２５メートル以上の強い風が吹いていて、その後、午後７時前、静岡県の伊豆半島に上陸しました。
■雨量
１０日午後２時の降り始めから、きょう（１２日）午後６時までの総雨量は、那智勝浦町色川で２５７・５ミリ、高野山で１８３ミリ、紀の川市の葛城山で１３３ミリを記録しました。
■風
日高川町川辺できょう（１２日）午前１１時半過ぎに最大瞬間風速２７・８メートル、潮岬で午後３時半過ぎに最大瞬間風速２９・３メートルを記録しました。
■道路
台風の接近に伴い、国道４２号の串本町古座付近と、串本町伊串地区・姫地区間、すさみ町口和深付近、それに国道371号の橋本市柱本・大阪府河内長野市天見間が通行止めとなっています。また、強風のため午前８時ごろから全面通行止めとなっていた関西国際空港連絡橋の、上り・関西国際空港インターチェンジ～りんくうジャンクション間と、下り・泉佐野インターチェンジ～関西国際空港インターチェンジ間は、二輪車を除いて午後３時に解除されました。
（※追記：国道４２号の串本町古座付近と、すさみ町口和深付近の通行止めは、午後８時に解除されました）