ビジネスでの電話の応対の良さを競う今年度(2019年度)の電話応対コンクール和歌山支部大会がきょう(10/02)、和歌山市で開かれ、田辺市に本社のある中田食品株式会社の玉置綾(たまき・あや)さんが優勝し、全国大会への切符を手にしました。
これは、商工業者などが加盟する1976年設立の公益財団法人・日本電信電話ユーザ協会和歌山支部が協会の発足前から毎年、実施しているもので、今年で58回目です。
コンクールは、きょう午後1時から、和歌山市友田町のホテル・グランヴィア和歌山で開会式が開かれ、日本電信電話ユーザ協会和歌山支部の和歌哲也(わか・てつや)支部長代行が挨拶し、「電話を受ける人は、会社の印象を決定づける重要な立場に置かれています。今回の設定は、普段の仕事の中で最もよくあるパターンで、応援に来た人にも参考になると思うので、教えてあげるつもりで、リラックスしてのぞんでください」と呼びかけました。
コンクールでは、県内のブロック予選を勝ち抜いた25人が、外出で不在にしている同僚あてにかかってきた急ぎの電話に応対し、相手の用件を把握するとともに、同僚の留守番電話に用件を残すまでの作業を3分以内で行うというルールで競技に取り組みました。
そして、言葉遣いや説明の仕方などについて審査が行われた結果、中田食品の玉置さんが最優秀賞を受賞し、講評では、滑舌の良さや、電話の途中で相手の急ぐ理由に気づくなど、会話の自然な流れが高く評価されました。
会社の販売課で通信販売の受注を電話で受ける業務を行う玉置さんは、3度目の挑戦となった支部大会に向けて一緒に出場した仲間と切磋琢磨してきました。玉置さんは、「びっくりしましたが、うれしいです。早口になる傾向があったので、気を付けました。全国大会では、できれば入賞したいですが、とにかく緊張せずに楽しみたい」と話していました。
優勝した玉置さんは、11月22日に東京都の中野サンプラザで研修を兼ねて開かれる全国大会に出場します。
きょうの大会では、このほか、紀陽銀行の竹中紗希(たけなか・さき)さんが最優秀新人賞を受賞し、9人が優秀賞に輝きました。