ラグビーワールドカップ出場のため、上富田町に合宿で訪れたアフリカのナミビア代表選手を地元の県立熊野高校の生徒らがきのう(14日)、折り鶴をつなぎ合わせて作った大きなナミビア国旗で出迎えました。
「日本の文化を知ってもらおう」と熊野高校ラグビー部員と生徒会が、町民が一体となれる催しとして企画したもので、団体や個人に幅広く呼びかけて折り鶴を作ってもらい、3万羽以上が集まりました。
このうち上富田町の人口とほぼ同じの1万5千羽を130本の糸に通し、縦3.5メートル、横4メートルの大きさの国旗に仕上げました。
折り鶴で青や赤、緑を基調にした鮮やかな国旗に仕上がり、歓迎会場の上富田文化会館のロビーに吊されました。
会場入りしたナミビアの選手らは、国旗近くに立ち止まり、盛んに写真を撮っていました。
熊野高校ラグビー部の谷本瑠佳主将は、「国や文化が違ってもきっと感じてもらえるものがあるはず」と話していました。
歓迎のセレモニーでは獅子舞も演じられました。ナミビアのフィル・デービス監督は国旗を見て少年少女の情熱が伝わったと感激していました。