来年のNHK大河ドラマ「真田丸」の主人公で、戦国武将の真田幸村(さなだ・ゆきむら)が身につけていた赤い甲冑(かっちゅう)にちなみ、南海高野線の九度山駅に赤を基調とする装飾が施され、きょう(14日)お披露目の記念セレモニーが開かれました。
これは、南海電鉄が、地域活性化を目的に九度山町と協力して行ったもので、駅は町家風の塗装や赤いのれん、幕などで装飾されました。
セレモニーでは、参加者らが車体全体が真っ赤にラッピングされ、幸村の旗印「真田六文銭」もあしらわれた「赤備え列車」をホームで見送りました。記念セレモニーに出席した、九度山町の岡本章(おかもと・あきら)町長は「大河ドラマは、町にとって百年に一度のチャンスだ。素晴らしい駅舎やホームができ、南海に感謝したい」と話していました。
また来年1月24日からおよそ1年間の予定で、観光客向けに九度山駅と町内の道の駅とを結ぶ「赤備えバス」も土日や祝日を中心に運行されるということです。