「110番の日」のきょう(10日)110番通報の正しい利用を呼びかける啓発活動が、和歌山市のショッピングセンターで行われました。
きょう午後、和歌山市中野(なかの)の「スーパーセンターオークワ・パームシティ和歌山店」で行われた街頭啓発では、県警本部の通信指令室や和歌山北警察署の警察官らあわせておよそ100人が参加し、買い物客らに「イタズラ110番通報は絶対にダメ!」と書かれたティッシュなどを手渡して110番通報の適正利用を呼びかけました。
きょうは、県警音楽隊によるコンサートやパトカーの展示、試乗体験なども行われ、親子連れらが楽しみながら警察官の仕事を体験していました。
県警によりますと、去年(2018年)1年間に県内から寄せられた110番通報は7万3020件で、このうち2割近くがいたずらや間違い電話でした。内訳は、「いたずら」と「無応答」がいずれもおよそ4600件、「間違い電話」がおよそ4000件でした。
県警・通信指令室の石田俊則(いしだ・としのり)室長は「いたずらや間違い電話により緊急の110番がつながりにくくなり、犯人の検挙や被害者の救護の妨げになる。緊急でない場合や相談ごとは、警察相談窓口電話『073‐432‐0110』、または『#9110番』を利用してほしい」と話しています。